終 了 報 告 | ||||||
事業名 | 栄養士会医療事業部 安房地区 『リハ栄養』勉強会 | |||||
参加者数 | 会場参加:6名 オンライン参加:11名 | |||||
内 容 | 要望により『リハビリテーション栄養』の講演をクリニコに依頼し、2/1(木)にハイブリット形式にて実施。 リハを行っている患者には低栄養が多い。低栄養状態でリハだけ行っても、十分な効果が得られないどころか筋肉の分解により、かえって栄養状態に悪影響をもたらす。 スポーツ栄養学や運動栄養学を取り入れたリハ栄養の考え方は、質の高い栄養ケアを実践するために重要です。リハ栄養ケアプロセスはアセスメント→診断→ゴール設定→介入→モニタリング、この5段階で構成される。SGA、体重、血液検査データ等を用いてアセスメントを行い、栄養障害、サルコペニア、栄養素摂取の過不足の視点から、リハ栄養診断を行う。低栄養の原因が、炎症を伴わない飢餓や侵襲の同化期で回復が見込める場合は、機能改善をゴールとし、侵襲の異化期や疾病の悪液質によるもので栄養改善が厳しい場合、機能維持をゴールとする。高齢者へリハを実施する場合、運動直後にBCAAを多く含むたんぱく質を摂取することが有効とされている。嚥下に関わる筋肉にサルコペニアを認めると、嚥下障害から食事摂取量の低下、低栄養につながりやすい。サルコペニアの摂食嚥下障害は安静や禁食が原因となっている可能性もあることから、早期離床と早期経口摂取が推奨される。リハと栄養 双方からの介入が、毎患者へ実施できる体制が整っている事が理想である。 |
|||||
感 想 | ハイブリット形式で勉強会を行うにあたり、ZOOM参加者のみとならないように、周知の仕方や声掛けを工夫した。数あるZOOMウェビナーの中に埋もれないように、地区内の栄養士がこの機会に顔を合わせる場としても利用していただきたい旨を説明したことで、対面参加者が集い、新旧役員の交流が実現できた。勉強会のお知らせ文書を郵送するタイミングや、以降のメール FAX、などは各施設に合わせた形で行った為、今回は都合があわず参加できなかった施設の栄養士の方々へも、今年度末に医療事業部栄養士会の安房地区で『リハ栄養』の勉強会を開催した旨は、十分認知していただけたと感じる。 今回対面でお会いした栄養士の話によると十数年ほど前は研修会も活発に活動を行っていたが、人員の入れ替えやコロナを機に、次第に減っていったとの事だった。 栄養管理体制や配置人数、状況も様々であるため、実現が難しい施設もあるが、今後も開催内容と頻度を話し合って、『時折、地区の栄養士同士が業務の不明点を聞ける距離感』を継続していきたい。この勉強会の開催をホームページに掲載することを忘れたことが悔やまれた。 |
職域事業部・千葉地域事業部のお知らせ
地域活動事業部(事例研究会2024.3.10)終了
開催主旨・目的 | 持続可能な食を考えることが必要な現状を踏まえ、たんぱく質源となる食品の「大豆ミート」について知識を深め、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。 |
日 時 |
令和6年3月10日(日曜日) |
場 所 |
千葉県栄養士会事務所 |
テーマ(タイトル) |
『大豆ミートとその活用について(仮称)』 |
参 加 資 格 | 食と栄養に関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 |
参 加 費 | 1000円(会員は無料) |
申 込 み |
下記申込書に記入しFAXでお申し込み下さい。 |
そ の 他 |
会員向けに発送しました案内文書の裏、申込面には2月12日(月)申込書と記載されていますが正しくは3月10日(日)です。 |
地域活動事業部(情報交換会)終了
開催主旨・目的 | 会員の業務経験等から得られた様々な情報を共有することで、幅広い視野で栄養の指導実践に繋げることを目的として情報交換会を開催し、県民の健康づくりに貢献し地域で活躍できる栄養士・管理栄養士を育成する。 |
日 時 |
2024年1月23日(火) |
場 所 |
音波OTOHA船橋店:船橋市本町2丁目2-7 船橋本町プラザビル2F |
テーマ(タイトル) |
「地域の食を考える」 |
参 加 資 格 | 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 |
参 加 費 | 3500円 (税込み) |
申 込 先 |
下記申込書で1月10日必着、FAXでお申込み下さい。 |
医療事業部(東葛南部地区)消化器外科疾患 終了
開催趣旨・目的 | 県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成するため消化器外科疾患術後の栄養管理の知識を深める。 | |||||||
日 時 | 令和6年1月24日(水) 19:00~20:10 |
|||||||
場 所 | オンライン | |||||||
内容・講師 |
内容:消化器外科疾患術後の栄養管理 |
|||||||
参加資格 | なし | |||||||
参加費 | 無料 | |||||||
問合せ・申込み | 詳細は下記チラシを参照ください。 |
事業名 | 医療事業部(東葛南部地区研修会) | |||||
参加者数 | 42名 | |||||
内 容 | 消化器外科の栄養管理について、疫学や低栄養、治療法、さらに胃・大腸・肝胆膵・腸閉塞を解説。医師は診断や治療の知識や技術を得るのに手一杯、意外に栄養療法の知識は浅いので、「この患者さんの栄養、もっとこうしたらいいですよ!」といったアドバイスを栄養士の方々にもらいたい。追加でDMATとして能登半島地震へ行かれたことについて講演された。災害時に栄養士が必要とされている実例を紹介。 | |||||
感 想 | ・貴重なご講演ありがとうございました。災害については聞けると思わなかったので、大変タイムリーでありがとうございました。 ・普段一人で見ていても分からない内視鏡の画像や、術後について医師がどのように所見を患者に伝えているのかということが具体的によくわかりました。 ・貴重なご講演ありがとうございました。栄養士の存在価値を高められるよう頑張りたいと思いました。災害についてもリアルな内容で被災地の皆さんが実際に困っていることがよくわかりました。 ・とても勉強になりました。ありがとうございました。 |
研究教育事業部(教員スキルアップセミナー)終了
医療事業部(香取海匝地区研修会)終了報告
開催趣旨・目的 |
便秘や下痢などの消化管疾患の対応と対策について知識を深め県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。 |
|||||||
日 時 | 2023年11月29日 (水) 15:00~16:30(受付14:45~) |
|||||||
場 所 | オンライン(Microsoft Teamsを使用) | |||||||
内容・講師 | 消化管の合併症の対策について ~流動食のカテゴリーと最新のガイドラインを踏まえて~ |
|||||||
参加資格 | 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方 | |||||||
参加費 | 無料 | |||||||
問合せ・申込み |
詳細はこちらのポスターをご参照ください |
事業名 | 医療事業部(香取海匝地区研修会) | |||||
参加者数 | 16名 | |||||
内 容 | 経腸栄養管理時の下痢や便秘などトラブルへの対処法は、患者によって病態、投与方法が異なり、栄養剤の選択やトラブルへの対処が難しい。問題パターン別での対処方法の講義であった。 また、最新のガイドラインを踏まえエビデンスのある消化管トラブルへの対応策の話では、「薬に頼らない排便コントロール」を目指すことを示された。 |
|||||
感 想 | ガイドラインを学び、エビデンスのある対処方法を管理栄養士が学ぶことで実務に生かすことができると思った。 |
公衆衛生事業部(情報交換会)開催について 終了報告
事業名 |
情報交換会『高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施』について |
開催趣旨・目的 |
行政栄養士を取り巻く環境は、データヘルス事業の推進、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施や妊娠期から出産・子育てまで一貫して必要な支援につなぐ伴走型相談支援と経済支援を一体化して実施する事業の創設などにより変化し、求められることが刻々と増える状況にある。 |
日時 |
2023年12月3日(日) |
内 容 |
テーマ 「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」 グループ別意見交換(50分) |
対象および定員 |
千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある管理栄養士・栄養士 30名程度 |
参加費 |
千葉県栄養士会会員 無料 |
|
参 加申込については、Googleフォーム上で11月1日(水)から実施いたします。 https://docs.google.com/forms/d/1Q3VGw2r5gWkN6Rzv9BddhXaTgJa 申込者は11月10日(金)までに情報交換シートも提出してください。 |
医療事業部(山武長生夷隅地区)油脂活用 終了報告
開催趣旨・目的 | 急性期の栄養管理に必要な知識やNST活動等で専門性を発揮するためのスキルを習得し、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。 | |||||||
日 時 | 令和5年11月19日(日) 14:30~15:00 | |||||||
場 所 | オンライン研修(視聴ツール:Zoom) ※詳細につきましてはチラシをご確認ください |
|||||||
内容・講師 |
「低栄養・リハビリへの油脂活用と事例紹介」 講師:日清オイリオグループ(株) |
|||||||
参加資格 | 千葉県栄養士会会員の方 【所属地区・事業部問わず参加可能】 |
|||||||
参加費 | 無料 | |||||||
問合せ・申込み | 申し込みフォームに必要事項を記入しお申し込みください。 詳細はこのチラシをご参照ください。 申し込み締め切り:11月13日(月)まで 不明な点、お問い合わせ等 ありましたらご連絡ください。 【セミナーに関するお問い合わせ】 日清オイリオグループ(株)大貫まで e-mail:eiyou-support@nisshin-oillio.com 携帯:080-3419-2058 TEL:03-5542-7847 (平日 10時‐17時) |
事業名 | 医療事業部(山武長生夷隅地区研修会) | |||||
参加者数 | 14名 | |||||
内 容 | 高齢者は加齢や疾患等の複数の要因から、食事摂取量低下・体重減少をきたし、低栄養状態になりやすい。高齢者の低栄養は、認知症や誤嚥のリスクを高めてしまう。しかし、低栄養回避のために食が細くなった高齢者へたくさんの食事を提供しても食べきることは困難である。そこで、今回は低栄養予防を目的として最近注目されている「中鎖脂肪酸(MCTオイル)」を取り上げ、その活用について基礎から学ぶこととした。油脂類には、飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸等の種類があるが、今回取り上げた「中鎖脂肪酸」は、一般的な植物油(LCT:長鎖脂肪酸油)と比べて、脂肪酸の長さが約半分で、短時間でエネルギーになる。そのことから、BMIが高め(BMI23以上30未満)の人では1日2gの継続摂取で、体脂肪や内臓脂肪、ウエストサイズを減らす効果があるが、その一方で高齢者においては、1日6gの摂取継続で体重の維持・増加が認められたデータもある。また、「中鎖脂肪酸」の摂取により、活性型グレリンが上昇するという報告もあり、食欲亢進効果も期待されている。ただし、多量摂取すると胃部不快感がでる可能性があること、発煙点が低く150℃程度で煙が生じるため、加熱には不向きであること等、注意点を把握しておく必要はある。粥やヨーグルト、味噌汁等に混ぜると活用しやすい。対象者が普段よく口にする食品に混ぜて提供していくのもよいだろう。 | |||||
感 想 | MCTの基礎知識の学びなおしから、実際の事例を交えた実践的なMCTの活用方法まで、充実した内容でした。特に、無味無臭である特徴を生かし、MCTを粥やヨーグルト、味噌汁に添加する工夫は、認知症等を理由に、食が細くなった高齢患者さんへのアプローチ方法として有用だと感じました。今後の指導に生かしていきたいと思います。 |