会長あいさつ

2021年度を迎えるにあたって

公益社団法人千葉県栄養士会
会長 杉﨑幸子

 2020年度は新型コロナウィルス感染症が世界的に蔓延し、地球規模で対策に取り組んだ年でした。このような状況下で栄養士会の事業を計画に基づき着実に実施することの難しさを考えさせられました。県民の公衆衛生向上のための事業、会員の資質向上のための事業、いずれも集合型の開催を計画していましたが、感染予防に配慮して実施することが求められる状況となりました。

 集合型の事業が開催できないのであれば、どのように工夫をして実施できるかを役員一同で模索し、知識や技術を持つ役員はじめ応援してくださる会員の力を得て、書面開催あるいはWeb開催などとその時点での可能な方法に切り替えて実施してきました。社会の動きは早く、Web開催による研修会が主流となっており、本会でも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 栄養士・管理栄養士の業務に関わる食事摂取基準2020版および日本標準食品成分表2020版が公表されました。

 変更内容をきちんと理解し、専門性向上に努め日々の業務を遂行することが求められます。また2020年度の診療報酬の改定に続き、2021年度は介護報酬の改定が実施され、管理栄養士の配置促進が進められます。管理栄養士の活躍する場が増えると想定されていますので情報提供に努めて参ります。

 昨年度より延期されていた東京栄養サミット2020も12月に開催が予定されています。持続可能な社会の実現を目指した議論が展開されることでしょう。地球規模で物事を考えることが求められる時代になっていることも踏まえ、栄養士・管理栄養士の活動を進めて参ります。 

 2021年度の事業について
 新型コロナウィルス感染症拡大予防が続いていることから取り組み方を模索しながら進めていきます。定時総会はWebでの開催を予定しております。生涯教育研修会は日本栄養士会が実施するeラーニングでは取り組めない内容を中心に8月から10月に行う予定です。認定栄養士・管理栄養士の資格取得を目指し受講されることを願っています。また、災害に備えた研修、介護報酬の改定に伴った研修など必要な情報を提供していきたいと思います。
 栄養改善学会は日常業務の中で積み上げた成果を発信できる場で、スキルアップやエビデンスの構築に資する事業です。多くの発表者・参加者のあることを期待しています。

 生活習慣病の発症予防・重症化予防は、健康寿命の延伸を目指すために大切ですが、感染症の重症化予防にも重要なことと思われます。栄養の指導の要請に応えられるよう、生涯教育研修会や職域事業部の研修会を受講して、研鑽を積んでくださることを願っています。

 千葉日報新聞の日曜版に食と健康について掲載してきた「現代食事考」が4月で1500回を迎えました。継続の成果です。多くの会員に記事を執筆していただき、イラストも会員が描いたものです。これまでにご協力いただいた会員の皆様に心より感謝いたします。 

 コロナ禍ではありますが各関係機関・団体の皆さまのご指導、会員皆さまのご協力をいただき今年度もよろしくお願い申し上げます。