医療事業部(プラクティスセミナー)終了報告

開催趣旨・目的 高齢者の栄養管理に必要な知識やNST活動等で専門性を発揮するためのスキルを習得し、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
日 時 2023 年 10 月 15 日(日)
9:30~12:00(受付9:00~)
場 所 WEB配信・YouTubeによる期間限定配信
内容・講師 第1部 第2回プラクティスセミナー
テーマ「高齢者の栄養管理について」
講 師  愛知県農業協同組合連合会 豊田厚生病院  
   栄養管理室 栄養管理第1課長 森 茂雄
第2部
  第27回研究発表会
参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加費 会員:無料
非会員:無料
問合せ・申込み 詳細はチラシを参照ください。
事業名 医療事業部(2023年度第2回プラクティスセミナー)
参加者数 当日Web参加38名 YouTube再生回数166回
内  容 1.高齢者の栄養管理について
 高齢者の栄養管理において、問題となる低栄養と嚥下障害、その対応について知識を深めた。低栄養の原因になる食欲不振について、食形態の変更のみの対応では解決とはならず、電解質管理や嚥下障害への対応など実践的な内容を含む。管理栄養士は患者を栄養面から評価し、食事摂取量と検温表の双方からも評価することで多職種連携において専門性が明確になる点についても話された。
2.第27回研究発表会
 研究発表会として4題の発表があった。
 ①がんセンター栄養科における食物アレルギーの対応について
  千葉県がんセンター 栄養科 門井千佳 
 ②食事摂取困難事例に介入した一例
  医療法人社団 啓心会岡田病院 栄養科 関根照光
 ③慢性期病院における食支援について
  ~看取り方向だった患者が経口摂取可能となった症例
  千葉しすい病院 栄養科 志村恵美
          リハビリテーション科 高木健司
 ④高齢患者の経口摂取不良に対する個別対応の効果
  東京ベイ・浦安医療センター 栄養室 小林裕子
感  想  高齢者の栄養管理について食欲不振に陥る原因と管理栄養士の役割についての講義を受け、改めて管理栄養士として的確な判断と対応ができるよう、多方面の視点から判断できるスキルを身に着ける必要性を再認識した講義でした。最後に講師からの「目の前の人の役に立てる管理栄養士」というメッセージが印象的でした。2部の一般演題は高齢者の栄養管理について参考となる発表で、多くの会員と共有したい内容でした。

公衆衛生事業部(第2回中央研修会)終了報告

開催趣旨・目的

糖尿病性腎症重症化予防、高血圧等生活習慣病対策のカギとなる減塩指導について学びを深め、講師考案の塩分チェックシートの活用と使用の際の注意点を知ることで、適切で効果的な栄養指導方法を身に着けることを目的に県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。

日時(曜日)

2023年10月14日(土)
午後2時00分から午後4時00分まで
(受付:午後1時30分から1時50分)
※ZOOMミーティングによるWEB開催

内  容

講演 「減塩指導のコツ~無理なく持続可能な減塩の推進~」
講師 社会医療法人製鉄記念八幡病院
理事長 土橋 卓也 氏
*生涯教育実務研修1単位になります。
*下記チラシ参照
②2023年度 第2回中央研修会 チラシのサムネイル

研修会次第はころらをご覧ください
講演資料は会員専用コンテンツに掲載しています。

対象および定員

千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある管理栄養士・栄養士
100名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名

参加費

千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 1,500円
※参加費の納入に関しましては、参加申し込みのあった方宛てに別途メールにてご連絡いたします。

参加申込先

2023年度千葉県栄養士会公衆衛生事業部第2回中央研修会申込書記入の上、下記あてメールにてお申込みください。
千葉県野田市 健康子ども部 保健センター
担当 張替
メールアドレス hokesen@mail.city.noda.chiba.jp
電話 04-7125-1190
申込期限 2023年9月14日(木)

事 業 報 告

 

事業名

「減塩指導のコツ~無理なく持続可能な減塩の推進~」
 講師 製鉄記念八幡病院 理事長
    日本高血圧協会 理事、福岡県支部長
    土橋 卓也 氏

参加者数

会員・非会員の合計 108人(内訳:会員 103人  非会員 5人)
    【ZOOMによるWEB開催。申込人数多数のため別日にアーカイブ視聴対応有】

内  容

 「健康寿命を延ばして元気に100歳を迎えましょう。」

 寝たきり(要介護5)の原因の3人に1人は脳血管疾患であり、認知症、心臓病がこれに続きます。これらを予防するためには血圧管理が大切となってきます。
 高血圧治療ガイドライン(2019)において、高血圧の基準は、
 病院や健診で測定した血圧:140/90Hg以上  家庭血圧:135/85Hg以上となっています。
 高血圧有病者は4300万人(2017年推定数)であり、未治療者(認知あり)450万人で、10人に1人は高血圧だと知っているけれど治療を受けていない状況です。血圧値別にみた疾患発症率をみると、高齢者でも140/90mmHgを超えると脳卒中や心筋梗塞が増えます。よって、降圧目標は75歳未満の成人の診察室血圧<130/80mmHg 家庭血圧<125/75mmHg75歳以上の高齢者の診察室血圧<140/90mmHg 家庭血圧<135/85mmHgとなっています。
 土橋先生が係わっている「いきなり寝たきり」防止プロジェクト<高血圧ゼロのまちを目指して>の報告から、北九州市国民健康保険加入者及び後期高齢者医療加入者304,875人を対象として、いきなり寝たきりになった者(361)にかかる費用は約18億円の増額だったことが分かり、寝たきりとなった原因が脳出血10%、脳梗塞25.8%であり、高血圧の治療をしていた者は脳出血61.1%、脳梗塞は59.1%であったとのことでした。
 ここで、高血圧を予防することの大切さがわかりますが、どうして高血圧になるのでしょう?
 高血圧には、遺伝的要因(両親、兄弟、姉妹に高血圧がある)と環境要因(食塩の取りすぎ・肥満・運動不足・飲酒、喫煙・ストレス・・)があり、遺伝的要因は変えられませんが、環境的要因は変えることができると考えられます。このことから生活習慣の修正項目が示されました。まず食塩制限(6g/日未満 高血圧治療ガイドライン)があげられています。
 令和6年度から開始される健康日本21(第3次)においても食塩摂取量の減少があげられており、日本の栄養・食生活と健康に関する課題にも、若年女性のやせ、経済格差に伴う栄養格差と並んで、食塩の過剰摂取があげられています。
  若年女性のやせは低出生体重児の原因となることと、赤ちゃんの出生時体重と成人期の糖尿病、心血管病、高血圧発症リスクとの関係が明らかにされています。3.54㎏でうまれた児がこれらにり患するリスクが低くなっています。幼児期、学童期の調査においても毎日おやつにスナック菓子などを食べている群と果物を食べている群では、尿中Na濃度とK濃度に明らかな違いが出たり、親の食塩摂取量が多ければ子どもも多くなったりしています。
 減塩に関しては、気にしていると言いながら実際はできていないことも多く、このことから塩分チェックシート(塩分摂取習慣13項目)を利用して気づきを生み出すことが必要となります。

感  想

土橋先生の地域での具体的な取り組み事例や、塩分チェックシートの活用などを教えていただき、大変参考になりました。特に実践事例の減塩指導は1回ではなく、反復して行うことによって効果が出るのだということもよくわかりました。今後の指導に生かしていきたいと思います。

地域活動事業部(国民健康・栄養調査報告)終了報告

開催主旨・目的 国民の健康づくりの基礎資料である「国民健康・栄養調査」を理解し、地域活動栄養士として必要な知識を深め、県民の健康増進や地域に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日   時

令和5年9月16日(土曜日)
受付    13:00~
講演  13:30~14:30
パネルディスカッション 14:40~15:45

場   所

千葉市文化センター 9階会議室5
〒263-0013 千葉市中央区中央2-5-1
千葉中央ツインビル2号館 ℡043-224-8211(代)

テーマ
(タイトル)

講師 「国民健康・栄養調査」について (仮題)
千葉県市川健康福祉センター 地域保健課
副主幹 石原徳子氏

パネルディスカッション
地域活動事業部会委員
松岡恵子氏、楠崎聡子氏、近藤みどり氏

参加資格 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 

参 加 費

2000円(会員は無料)

申込・申込締切

こちらの申込書でFAX(043‐256‐1804)または郵送でお申し込みください。
(郵送の場合は、申込書の内容に沿って記載してください)
〒264-0036千葉市若葉区殿台町122 千葉県栄養士会 
地域活動事業部宛 にお送りください。)
9月12日(火曜日)必着でお願いします。

その他

日本栄養士会生涯教育実務研修1単位『実務研修 共通 910-110』
新型コロナウイルス感染症予防のため会場にお越しの際はマスク着用の上、体調のすぐれない場合は参加をご遠慮ください。

事  業 名 第2回研修会(国民健康・栄養調査報告の活用)
参 加 者 数 21名
内    容

1、国民健康・栄養調査の目的
 健康増進法に基づき国民の身体状況、栄養摂取量及び生活習慣の状 
況を明らかにして国民の健康の増進を図るための根拠とするもので 
ある。
2、栄養摂取状況調査について
 国民生活基礎調査により設定された単位区から無作為抽出した300単位区が対象で11月の平日1日の世帯内の1歳以上のすべての人について世帯及び世帯員の状況、食事の状況、食事の料理並びに食品の名称及び摂取量、20歳以上の人は1日の身体活動量を記入。紙の調査表に記入された内容を在宅栄養士が確認を行い決められたシステムに従って入力の後、県の審査会で確認して11月中に国立栄養研究所に提出する。

3、その他、
 身体状況調査、生活習慣調査のため会場や日時の設定も行う。栄養摂取状況調査とその内容の入力は細部に渡り緻密な作業である。該当地域の協力率は全国平均66.4%(平成15年から19年)で決して高くない、上げていく必要がある。

4,地域の在宅栄養士からは調査に参加したきっかけ、実際の苦労話があったがそれぞれ得たものもあったとの内容でした。

感    想 経験豊富な講師のお話から国民健康・栄養調査の内容は我々専門職に必要な内容が網羅されていると感じました。また、実際に調査や入力を担当した栄養士の話から、情報を調べて入力することの苦労や努力を知ることができました。我々栄養士・管理栄養士の他、医師や医療スタッフは様々な場所で健康支援を行っていますが、国民健康・栄養調査の内容は食生活や身体状況、生活習慣の実態として紹介され改善の必要性を説くのに重要な資料となっています。国民健康・栄養調査の協力率が上がって本来の目的に沿い国民の健康増進を図ることができるように願うと同時に栄養士・管理栄養士としてスキルアップも必要と思いました。

地域活動事業部(第3回/食生活とSDGs)終了報告

開催主旨・目的 食生活と持続可能な社会の実現に栄養士・管理栄養士としてどのように考え取り組むか学び、県民の健康増進や地域に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。

日   時

令和5年10月28日(土曜日)
受付 13:00~
講演 13:30~15:00

場   所 千葉市文化センター 9階 会議室2.3
〒263-0013 千葉市中央区中央2-5-1
千葉中央ツインビル2号館 ℡043-224-8211(代)
テーマ(タイトル) 「私たちの食生活とSDGs~地産地消、オーガニック食品、昆虫食、代替肉がSDGsでなぜ注目されるのか~」 
講師 聖徳大学人間栄養学部 准教授 森 直子先生
参加資格 食と栄養に 関心のある方並びに栄養士、管理栄養士 
参 加 費 2000円(会員は無料)
申込方法・申込締切

FAX(043‐256‐1804)または郵送でこちらの申込書でお申し込みください。
 (郵送の場合は、申込書の内容に沿って記載し、〒264-0036千葉市若葉区殿台町122 千葉県栄養士会 地域活動事業部宛 にお送りください。)

資料印刷の都合上10月10日(火曜日)必着でお願いします。

そ の 他

日本栄養士会生涯教育実務研修1単位『実務研修 共通 90-110』

新型コロナウイルス感染症防止対策を講じて開催します。当日は検温・手指消毒・マスク着用等ご協力のうえ、体調のすぐれない場合は参加をご遠慮ください。

  事 業 報 告
事業名

第3回研修会
「私たちの食生活とSDGs〜地産地消、オーガニック食品、
    昆虫食、代替肉がSDGsでなぜ注目されるのか?〜」

参加者数 14名
内   容 2015年国連サミットで「持続可能な開発目標」(SDGs)が採択されました。世界中にある環境問題、差別、貧困、人権問題を2030年までに解決しようというもので、17目標が揚げられました。人間一人が持続可能な生活を送るのに必要な生産可能な土地面積、製品やサービスにかかる温室効果ガスの排出量、食料や製品の生産から消費までに使用される水の総量など様々な視点から我が国の取り組みが紹介されました。世界の人口増加が迫る中、牛肉や豚肉に比べて環境への負荷が低いコオロギなどの昆虫や窒素肥料に依存しない栽培が可能になると期待される大豆他マメ科の植物が新たなタンパク質源として注目されています。
感  想

「持続可能な開発目標」(SDGs)言葉は目にするけれど、それは何か、漠然と考えていました。好きな時にいつでも食べたいものが食べられる飽食の時代ですが、伝統的な和食は環境負荷が低いとのこと、「持続可能な開発目標」は難しい課題ではありますが、食に関わる専門職として講師の言葉をお借りして、マクロとミクロの視点を持って知識を深めたいと思いました。

医療事業部(千葉地区研修会/乳児の発達)終了報告

開催趣旨・目的 乳児の発達段階で偏食・成長障害などの課題に対し発達の特徴やかかわりかたを学び栄養教育や栄養指導に生かし、県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
日  時 2023年10月28日 (土)
15:00~16:30(受付14:30~)
場  所  Zoom開催
内容・講師 「乳児の発達について(仮)」
 千葉健生病院 臨床心理士 井出 みどり 氏
参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加人数 10~20名
参加費 会員:無料
非会員:500円(資料代)
問合せ・申込み 詳細はこのチラシをご参照ください。
事業名 医療事業部(千葉地区研修会)
参加者数 16名
内 容 「食生活からみる発達障がい」子供の偏食の背景は様々な要因があるが、今回は発達障がい児の心理面からのアプローチ方法や保護者への関わり方について説明いただいた。支援学校の教師の働きかけを通して偏食を改善できたケース、こだわりが強く改善が困難であったケース、ASD(自閉スペクトラム症)やダウン症候群などで好む食品がそれぞれ異なることも知っておくこと、また状況に合わせた「時には正論を捨てたアドバイス」「叱るより見逃す勇気をもつこと」が偏食を改善する方向へ進むこともある。
感 想 栄養士・管理栄養士は正論をもって指導しがちであるが、子供の発達において心理面からのアプローチ方法を教えていただき、栄養指導を行う上でこれをふまえながら業務につなげていきたい。

福祉事業部(栄養ケアプロセス研修会/障害編)終了

開催趣旨・目的 栄養ケア・プロセスについて学び、健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時 11月23日(木)13:00~16:00
場 所 オンライン(Zoom)
内 容

栄養ケア・プロセスについて
島田療育センター 医務部栄養科 小林 弘治 氏

参加者 この研修会に興味のある栄養士・管理栄養士
申込方法 栄養ケアプロセス(障害)のサムネイル

福祉事業部(日栄主催/食事提供・栄養管理 児童編)

開催趣旨・目的 児童福祉施設における食事の提供および栄養管理について学び、利用者の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
場 所 オンライン
日 時 11月17日(金)13:00~16:15
12月23日(土)13:00~16:15 
2回とも同じ内容、どちらか選択してください。
内 容 児童福祉施設における食事の提供および栄養管理について
参加者 この研修会に興味のある栄養士・管理栄養士
申込方法 ★Step00・児童ちらしのサムネイル

福祉事業部(日栄主催/地域共生セミナー)

開催趣旨・目的 地域共生社会について学び、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時

2023年9月30(土) 13:00~16:15
2024年1月21日(日)13:00~16:15
※同内容(事例は異なります)で2回開催いたします。

場 所 オンライン
内 容 地域共生について
参加者 この研修会に興味のある栄養士・管理栄養士
申込方法 ★地域共生セミナーちらしのサムネイル

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