公衆衛生事業部(黒潮/災害時の食生活支援) 終了

開催趣旨・目的
災害時保健活動における栄養・食生活支援を推進することを目的に、八千代市の事例をもとに具体的な取り組みを学び県民の健康の維持増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日時(曜日) 2025年9月1日(月)
午前10時から正午まで(受付:午前9時40分から)

場 所

千葉県長生合同庁舎 3階 第1・第2会議室
  (所在地:茂原市茂原1102-1)
内 容 講演「災害時保健活動における栄養・食生活支援の取り組みについて」
講師 八千代市子ども部 母子保健課 西川 恵美 氏
対象および定員 千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある栄養士・管理栄養士・20名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名
参加費 千葉県栄養士会会員無料
会員外 7,000円
参加申し込み先

千葉県栄養士会公衆衛生事業部黒潮ブロック研修会申込書に記入の上、下記あてメール、FAXにてお申込みください。
千葉県山武保健所 地域保健課 金澤
メールアドレス yamaho06@mz.pref.chiba.lg.jp
電話 0475-54-0611 
FAX  0475-52-0274
申込期限 2025
年8月27日(水)

 

福祉事業部(第3回研修会/障害者の食事支援)終了

開催趣旨・目的 知的・発達障害の方々の高齢化は一般の人よりも10~15歳ほど早く進み、平均寿命が3~10歳くらい短く長期にわたり、過栄養や低栄養、偏食・丸のみ等の食行動、口腔ケア、服薬、痛みや心身の変化に気づけず、様々な問題を抱えている人が少なくありません。高齢期にみられる変化に気づき健康面でのサポートや年齢に合わせて食事や支援のかたちを調整して行くことは、その人らしい生活、社会参加を実現するためには不可欠です。研修を通してご利用者に寄り添った支援、思いを実現させるための手がかりを学び千葉県民の健康の維持増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日  時 2025年10月15日(水)
午後2時~午後5時
(受付:午後1時30分~)
ZoomミーティングによるWEB開催
内 容 講演 「知的障害者の障害の特性と食事支援」
① 障害者の高齢化・重度化・早期老化現象においての摂食嚥下の基礎部分
② 幼児期から高齢期までの食に関する問題 具体的な食の問題に触れながら
③ 障害の特性について
講師:国立のぞみの園 施設事業局 事業調整部 事業調整課 栄養管理係 主任 茂木大介氏
講師:国立のぞみの園 診療所 治療訓練課 機能訓練係 河原加奈氏

参加者 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
参加費 千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会非会員 7,000円
問い合わせ・申込

申込先はコチラの研修案内文をご覧ください。
詳細はこちらをご覧ください。
特別養護老人ホーム 清和園 篠原
メールアドレス m.shinohara@seiwaen.com
電話 043-228-3771
申込期限 2025年9月1日(月)~10月8日(水)

 

福祉事業部(第2回/子どもに寄り添う食育)終了報告

 

開催趣旨・目的 配慮が必要な子どもに寄り添う食育についての知識を深め、よりよい食育の実践に努め県民の健康増進に貢献する栄養士、管理栄養士を育成する。
日 時 2025年9月6日(土)
午後2時00分~午後3時30分
(受付:午後1時30分~)
ZoomミーティングによるWEB開催
内 容 講演「配慮が必要な子どもに寄り添う食育」
講師 東京科学大学 教授 水野智美氏
参加資格 この研修会に関心のある栄養士・管理栄養士
参加費 千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会非会員 7,000円
問い合わせ・申込

申込先はコチラの研修会案内文をご覧ください。
詳細はこちらをご覧ください。

宮野木保育所 笠川
メールアドレス yuriko3145@city.chiba.lg.jp
電話 043-225-1117
申込期限 2025年8月22日(金)

事業報告
事業名 配慮が必要な子どもに寄り添う食育
参加者数

44名
ZOOMによるweb開催

内 容  ・発達障害傾向のある子どもはたくさんいる
 困っている子どものすべてに支援が必要
・発達障害傾向にある子どもの問題の例
・発達障害のある子どもへの対応の基本
・自閉症児の極端な偏食の例
・「極端な偏食」のある子どもへの対応
・偏食指導の大原則
・発達障害のある子どもの偏食の原因と対応例
・牛乳ぎらいの原因は何?原因と対応例
感 想 発達障害のある子どもの偏食について、その原因と具体的な対応例を学ぶことができた。たいへん分かりやすく実践に活かしやすい内容だった。
食べられない理由は、感覚の特性やこだわりが強く影響している。そのため、まずは子どもの様子を丁寧に観察し、原因を把握したうえで、スモールステップで一人ひとりに合う方法を探していくことが重要である。また、学校・園と家庭が連携して偏食の情報を共有することが不可欠である。

研究教育事業部(養成施設学生向け)終了報告

タイトル

研究教育事業部 
養成施設学生向け研修会(活躍する栄養士・管理栄養士)

開催趣旨・目的

 本研修会は、養成施設に通う学生を対象とした研修会として位置付けており、今回は、「活躍する栄養士・管理栄養士」と題して、養成校6校の卒業生から、職域別に主な業務内容(魅力や課題など)、その職種に求められるスキルなどを紹介いただき、今後のキャリアアップにつなげ、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。また、栄養士・管理栄養士の職場を知る機会でもあり、職業意識を高めることにもつながる。

日 時

2025年8月23日(土)
13:00~16:00(受付12:45~)

開催方法

ハイブリッドによる開催
現地:昭和学院短期大学 オンライン:Teamsウェビナー

内容・講師

内容:活躍する栄養士・管理栄養士
講師:

1.野田市保健センター母子保健係 張替みえこ氏

2.理化学研究所生命機能科学研究センター

 比較コネクトミクス研究チーム 鈴木大輔氏

3.株式会社SHI 秀明八千代中高等学校 中里明日香氏

4.千葉県がんセンター 菊池夏希氏

5.永井マザーズホスピタル 稲垣佳苗氏

6.東京都葛飾区立西亀有小学校 大久保理恵子氏

参加資格

栄養士・管理栄養士課程の学生、千葉県栄養士会会員及び一般

参加費

会員:無料
学生:無料
非会員:7000

問合せ・申込み

詳細はチラシをご参照ください。
研究教育研修会2025.8のサムネイル

事 業 報 告

事業名

研究教育事業部(養成校学生向け研修会)

参加者数

オンライン参加:講師をふくめ28名、会場参加:53名
合計81名

内 容

①    行政栄養士(保健センター)の役割について
  野田市保健センター母子保健係 張替みえこ氏

 行政栄養士は都道府県庁や市町村、保健センター、保健所等に勤務する地方公務員で、現在は市の管轄である野田市役所健康子ども部保健センターという場所に所属している。保健センターの役割は、「市民の健康を守る」ということ。妊娠期から高齢期に至るまで、各ライフステージに合わせて市民の健康づくりをサポートしている。キャリアアップとしては、食品会社から行政栄養士へ転職したときの経験談を話されていた。

② 研究を支えるテクニカルスタッフの役割とその重要性
  理化学研究所生命機能科学研究センター
  比較コネクトミクス研究チーム  鈴木大輔氏

 発表者の大学院時代の研究や、世界の最前線で活躍する研究機関の現場を紹介しながら、研究を支えるテクニカルスタッフの役割とその重要性について話されていた。さらに、キャリアアップに関する話題では、発表者自身の大学院生活で得た経験を通じて、研究活動で培われるスキルが管理栄養士の業務への活かし方について紹介。

③ 栄養士としてのキャリアアップとライフイベント 
  株式会社SHI  秀明八千代中高等学校 中里明日香氏

 2020年3月に短期大学を卒業後、給食委託会社に就職。学校給食分野を希望していたが、新型コロナの影響で学校が休校だったこともあり、病院に配属された。厨房業務、事務作業などの経験を積む中で、結婚をし、それを機会に興味のあった学校給食分野に転職し、妊娠・出産のため産休・育休を経て職場に復帰されたことなど仕事・キャリアアップとライフイベントについてお話いただいた。

④ がん専門病院における栄養管理業務と管理栄養士の役割、ライフワークバランスについて
  千葉県がんセンター 菊池夏希氏

 がん治療では、症状や副作用によって栄養管理が困難になることが多く、その予防と対応が重要になる。治療が継続できる栄養状態を維持できるよう「おいしく食べたいに応えたい」を合言葉に、日々奮闘されている栄養管理業務について話していただいた。また、病院では様々な資格を取得することができるなど自分の興味のある分野を極めることのできるキャリアアップについて紹介していただいた。

⑤ 母子の健康を支える管理栄養士の挑戦と日々の実践
  永井マザーズホスピタル 稲垣佳苗氏

 産婦人科管理栄養士として、妊娠期から出産後まで母子の健康を食事面から支えている。1~3年目は厨房での調理・メニュー提案・調理リーダーを経験し、4年目以降は外来栄養指導を中心に、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群、婦人科疾患、生活習慣病など幅広く対応。業務以外にも学会発表や研究活動、低糖質レシピ開発にも取り組み、後輩育成などについても紹介していただいた。

⑥ 学校栄養職員4年目をむかえて感じたこと
  東京都葛飾区立西亀有小学校 大久保理恵子氏

 東京都学校栄養職員として多職種先生方等との関係性やライフイベントに備えるために、日々子どもたちや仕事に向き合っている具体的な内容について話していただいた。

感 想

 どの分野の講演も見やすいスライドで写真などを用いて仕事内容を具体的にわかりやすく、そして魅力的に語っていただきました。また学生向けということもあり、その分野に就職するために必要な知識やスキルなど、学生時代に習得しておきたいことから、就職後のライフイベントも含めたキャリアアップまで多岐にわたりアドバイスをいただけたことは就職を考えている学生にとって目標への一歩が示されたのではないかと感じます。

医療事業部(山武長生夷隅/栄養評価法)終了報告

タイトル 医療事業部(山武長生夷隅地区研修会)栄養評価法
開催趣旨・目的 GLIM基準における筋肉量減少が判定できるBIA法について理解を深め、入院中の栄養管理や栄養指導への活用方法を学ぶ。また各施設の現在の栄養管理状況について情報共有することにより、県民の健康増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成する。
日 時 令和7年9月3日(水)
14:00~15:30(受付13:20~)
場 所 東千葉メディカルセンター2階会議室
住所:千葉県東金市丘山台三丁目6番地2
内容・講師 内容:体成分分析装置を活用した栄養評価
講師:株式会社 インボディジャパン 川越 智行
参加資格 栄養士・管理栄養士、この研修会に関心のある方
参加費 会員:無料
非会員:200円(現地参加のみ資料代)
問合せ・申込み 詳細はこちらをご覧ください。
下記のメールアドレスにてお申し込みください。
(メールアドレス)m-yasuda@tkmedical.jp
申し込み締め切り日:令和7年8月15日(金)
不明な点、お問い合わせ等 ありましたらご連絡ください。
連絡先:0475-50-1306(東千葉メディカルセンター 臨床栄養部)
終 了 報 告
事業名 医療事業部(山武長生夷隅地区研修会)栄養評価法
参加者数 12人
内 容 令和6年度の診療報酬改定以降、入院患者の栄養管理に広く用いられるようになったGLIM基準。研修会前半は、その評価項目の一つである「骨格筋量減少」について、BIA法(生体電気インピーダンス分析法)の用い方を学んだ。参加者自身、実際に骨格筋量や細胞外水分比を測定し、それを元に結果の解釈や活用事例を学んだことにより、改めて患者の治療に有益な情報として活用できることを認識した。参加施設の中には、既に栄養指導や低栄養診断にBIA法を使用している所が複数あったため、高齢者の結果の解釈や測定時間による差など、実際の現場で苦慮している点についても、講師よりアドバイスを受ける事ができた。後半は、各施設の栄養管理手順について発表し、情報共有した。参加施設の中には、診療報酬を確保するため、特別食の選択やNST介入依頼、栄養指導依頼をフローチャート化で多職種連携し、成果を挙げているものもあった。また食材料費上昇に対しては、食種選択や栄養補助食品追加の院内ルールを設け、余分な支出を増やさないように工夫したり、人材不足への対応として完全調理品を使用していた。
感 想 BIA法については、参加者自身が測定をして自身の結果を元に講義を聞く事ができたため、理解も深まったと思われる。昨年に引き続き、現地において対面で活発な話し合いが出来たことは参加者同士の繋がりを強められ、施設間の連携も取りやすくなる良い機会となった。

食中毒警報の発令中(9月30日まで)

2025年(令和7年)7月7日、健康福祉部衛生指導課より
食中毒警報の発令について通知がありました。

参考】
1 食中毒警報の発令条件及び期間
以下のいずれかの項目を満たす場合に発令します。
(1)真夏日(1日の最高気温が30℃以上)が3日以上継続した場合。
※ 県内の8測定地点中7地点以上で条件を満たした場合。
(2)本県健康福祉部長が必要と認めた場合。
なお、食中毒警報の期間は、食中毒警報発令日から9月30日までです。
2 千葉県食品衛生夏期対策
6月1日から9月30日までを「千葉県食品衛生夏期対策実施期間」と定め、 食品等事業者及び県民に対し、食品の取扱い及びその他食品衛生に関する注意喚起を行い、食品に起因する健康被害の発生防止を図っています。

食中毒警報等発令要領

 

第25回日本健康・栄養システム学会 終了

みなさま、第25回日本健康・栄養システム学会研究大会の大会長を務める東京大学の深柄(ふかつ)です。
今年は久しぶりの対面開催で、皇居のすぐ近く、一橋講堂が会場です。
会期は7月26、27日です。ぜひご参加ください!

日 時:2025年7月26日(土)・27日(日)
会 場:一橋講堂 (最寄り駅:東京メトロ 竹橋駅・神保町駅)
大会長:深柄 和彦 東京大学医学系研究科 侵襲代謝・手術医学講座 教授

より良い栄養療法のために何をすべきか、何が必要か?
災害時の栄養サポート、重症患者の栄養管理など、盛りだくさんの内容です。
事前申し込みがお得です。
なお、大会前日の725()には、臨床栄養師継続研修を開催します。
臨床栄養師だけでなく、非会員の方も参加可能なオープン研修です。
是非、研究大会と併せてご検討くださいませ。

研修のテーマは「重症患者の栄養管理を究めよう」です。
毎日、急性期病院で栄養管理をしているみなさまはもちろん、
その退院後を引き受ける慢性期病院や介護・療養を支えるみなさまも
栄養専門職がバトンをつなぐ役目を担えることを実感できる研修です。』

研究大会リーフレット
2025NCMプログラム(リーフレット) 20250331 【完全確定版アップデイト】.pdf

 研究大会プログラム
大会 プログラム.pdf

臨床栄養師研修会お知らせ(最新版は学会HPをご覧ください)
https://www.j-ncm.com/news/1354/

学会ホームページ
日本健康・栄養システム学会|NCM学会サイト

 

公衆衛生事業部(第1回中央研修会)終了報告 

開催趣旨・目的 千葉県栄養士会公衆衛生事業部会員等の資質向上を図り、県民の健康の維持増進に貢献する栄養士・管理栄養士を育成することを目的とします。
日時(曜日) 2025年7月20日(日)
午前10時から正午まで
(受付:午前9時30分から)
※ZoomミーティングによるWEB開催
内 容 (1)講演「社会経済的要因がもたらす健康格差とそのアプローチ」
講師 新潟県立大学 人間生活学部 健康栄養学科
教授 村山 伸子 氏
(2)活動紹介「栄養士に伝えたい フードバンクちばの活動」
   紹介者 フードバンクちば 代表 菊地 謙 氏
*生涯教育実務研修1単位になります。
*別添チラシ参照 講演資料は会員専用コンテンツ掲載
対象および定員 千葉県栄養士会会員で、上記内容に関心のある管理栄養士・栄養士
100名程度
千葉県栄養士会会員外 若干名
参加費 千葉県栄養士会会員  無料
千葉県栄養士会会員外 7,000円
申込方法 参加希望者は<*別添チラシ>に記載の二次元コード、または下記コードより7月4日(金)までにお申し込みください。
※参加申込み者が多数の場合は、千葉県栄養士会公式YouTubeチャンネルにおけるオンデマンド配信による受講をお願いする場合があります。申込み者多数の場合にYouTubeでのオンデマンド
受講が可能な方は、申込フォームでの選択をお願いします。
オンデマンド配信に
ついて
今回の研修は、千葉県栄養士会公式YouTubeチャンネルでオンデマンド配信(当日の講演内容を録画したものを配信)します。
配信期間や視聴方法等は、公衆衛生事業部会員及び参加申込者に改めて御連絡いたします。
単位取得証明書について 講演は、生涯教育実務研修1単位になります。
YouTubeによるオンデマンド配信のみを受講される場合は、アンケートの提出をもって受講済と判断させていただきます。
参加申込先

参加希望者は上記の二次元コードまたは下記URLよりお申し込みください。
【申込期限 2025年7月4日(金)】

【URL】
https://forms.gle/knYSTMavjxkf6KPX6

事業報告
参加者数 36名(会場参加者10名を含む)
内 容

講 演「社会経済的要因がもたらす健康格差をそのアプローチ」
講 師 新潟県立大学 人間生活学部健康栄養学科 教授 村山 伸子 氏

活動紹介「栄養士に伝えたいフードバンクちばの活動」
紹介者 フードバンクちば 代表 菊地 謙 氏

・日本における社会経済的要因による栄養課題の現状
日本の世帯所得格差は1980年以降拡大しており、相対的貧困率は2021年では15.4%と、経済協力開発機構国(OECD)38国中6番目に高い。
子どもの貧困率は10%を超え、国際比較では34カ国中高い方から10位であり、また、大人が1人の世帯の40%以上が貧困であり、34カ国中1位である。
健康日本21(第二次)、同(第三次)では健康格差の縮小が最終目標として設定された。経済的要因による栄養課題については、低収入者層における課題が知られており、生涯に渡り関係する経済格差に伴う栄養格差は、日本の主要な栄養課題の一つである。
また、子どもの貧困と食生活については、学習支援の場などを利用し、自立に必要な食生活のスキルを習得するための食育が必要である。
・社会経済的格差による栄養格差対策の考え方
栄養格差の対策におけるポピュレーションアプローチでは学校給食が経済格差に伴う食事の格差を縮小している。また、ハイリスクアプローチについては、世界におけアプローチの例として韓国では女性、幼児、子どもに対する特別の栄養ケアプログラム(WIC)や、高齢者にる生活困窮者へのおける食品補助プログラムをおこなっており、後者の成果として食料保償を改善し、肥満とうつを改善した報告がある。日本では生活困窮者に対して、ソーシャルサポートによる介入が主となっていて、公的な食料・栄養政策は少ない。
・厚生労働科学研究費研究班の研究紹介
国の生活保護受給者のデータ分析や、各地域で情報の蓄積、見える化、分析を行う手法の提案と、村山先生が研究代表者となられた「食を通した地域共生社会における健康生活支援ガイド&ツール」の紹介。
感 想 健康日本21(第三次)の目標のひとつとして健康格差の縮小が掲げられている。今回の内容は、日本における社会経済的要因による栄養課題の現状、栄養格差対策の考え方の他、食環境整備の取組推進のための支援ガイドと支援ツールなどをご紹介いただいた。また、フードバンクちばの活動からは生活困窮者が増加する中での活動内容を知ることができた。改めて社会・地域診断や地域の資源の把握などの重要性を再認識するとともに、保健医療部門と生活困窮者支援部門の更なる連携の必要性を感じた。

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