公衆衛生事業部(さざなみブロック研修会)終了報告

開催趣旨・目的 東日本大震災における被災地支援から、行政栄養士の役割や具体的な支
援内容を学び、平常時から栄養・食生活支援の体制整備に役立てる。
 日  時 平成28年2月17日(水)
午前10時15分~11時45分(受付:午前10時~)
 場  所 千葉県君津健康福祉センター(君津保健所) 会議室
木更津市新田3-4-34 電話 0438‐22-3744
 内  容 講演「災害時の栄養・食生活支援について~被災地支援からみえたこと~」
講師(公社)日本栄養士会専務理事 迫 和子氏
 対 象 者 栄養士・管理栄養士
 参 加 費 2,000円(但し、千葉県栄養士会公衆衛生事業部会員は無料、千葉県栄養
士会公衆衛生事業部以外の会員は100円)
 申し込み方法 氏名、勤務先名、電話番号、所属職域事業部名、講師への質問(ある方
のみ) をご記入の上、2月5日(金)までにFAXでお申し込みください
【申し込み・問い合せ先】
君津健康福祉センター(君津保健所)
地域保健課  担当 國府(こくふ)
FAX 0438-25-4587  電話 0438-22-3744
 そ の 他 講演は、生涯教育実務研修1単位となります。講演終了後に単位取得証明
書を配布します。
事業(研修)報告
事業名  公衆衛生事業部(さざなみブロック研修会)
参加者数  23名
内容  東日本大震災や常総市の水害災害での栄養士・管理栄養士活動事例をもとに、災害時の栄養問題や必要な支援について説明。災害発生直後、ただちに水と食事の確保が必要となる。備蓄食糧や救援物資を必要とする場所へ的確に配送し有効活用するためには、主食・主菜・副菜・菓子・栄養補助食品など、分類別の保管や避難所の状況(火気の使用状況や避難者の年齢構成、衛生状態など)を把握し、行政栄養士がコーディネートすることが重要。大規模災害ほど、初動体制の不備がその後の栄養問題として現れる。そのためには、平常時の備えが必要。日本栄養士会では、災害対応マニュアルを作成しているので参考にしてほしい。
感想  災害発生後から時間経過により変化する被災住民の健康・栄養状態の現状と課題を講師の実体験による具体的な説明から、必要な栄養・食生活支援や被災地の行政支援をイメージすることができた。災害時において行政栄養士がその専門性を生かすことで、被災住民の食生活や栄養状態の回復につながる。そのためにも平常時に起こりうる状況をイメージして備えることが重要であると再認識した研修会となった。

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