テイクアウト食品の利用法

   デパ-トの食品売場やス-パ-マ-ケットをはじめ、いろいろな食品店、弁当屋さんの店先には、極めて多種類の調理済みのテイクアウト食品が販売されていて、一般の家庭で日常的に利用されています。煮豆などに代表されるお総菜売りは、商店や家内工業をしている家庭の多い町などでは江戸時代からあったのですが、近年のように全国的に普及した背景には、小人数家庭の増加、女性の職場進出に伴う家事作業の省力化、さらには食事の洋風化・多様化の促進などといった時代的風潮が大きいものであると考えられます。

調理済み食品の利用と栄養摂取状況

   調理済みテイクアウト食品の利用頻度と栄養摂取量の関係においては、利用頻度が高くなるほど栄養充足率(食事摂取基準に対するパ-セント)は低くなる傾向にあり、特にカルシウム、鉄分といったミネラル(無機質)やビタミン、食物繊維の充足率が低くなっています。

調理済み食品の利用上の注意

   調理済み食品を利用する場合の注意としては、次の事柄が挙げられます。

  1. 味付けが濃いめのものが多いので、食塩の過剰摂取にならないように気を付ける。
  2. 肉や魚の料理や揚げ物など、脂質の多い食品の利用頻度が高くなる傾向があり、たんぱく質、脂肪、コレステロ-ルの過剰になりやすいので注意する。
  3. 必要のない調理済み食品を余分に買い過ぎてしまうことが多いので気を付ける。
  4. いも類や野菜類、牛乳・乳製品、骨ごと食べる小魚を使った調理済み食品は少なく、カルシウムや鉄分、ビタミン類および食物繊維の摂取が少なくなる傾向があるので、いも類や野菜類を主とした副菜をプラスして、不足しやすい栄養素の補給を心掛ける。

   などのことが大切です。